グリーフケアとは?どんな人がグリーフケアを受けるべきなのか?

グリーフカウンセリングについて

あなたは、【グリーフ】」という言葉をご存知でしょうか?

情報過多なネット社会においても日本ではまだまだ聞き慣れない言葉かと思います。

今回はグリーフケアとはなにか?についてお話していきます。

グリーフケアとは

まず、グリーフという言葉の意味について。

グリーフ・Grief =悲嘆(ひたん)、喪失、哀しみ。

一言で『哀しみ』と言っても、その種類は大まかに分けたとしてもざっと6種類。

① 死別
亡くなった対象者が、配偶者(若年)、親、子(成人、幼少、流産)

② ペットロス
ペットに対して家族の一員として「うちの子」という表現をよく耳にする現代。実際、犬・ネコの数の方が人間の子ども(15歳未満)より多い。〈2015年時点の調べによる〉グリーフケアにおいてペットロスというのは「大切な子どもを亡くした」という人間と同等の存在であると認識しています

③ 災害
地震、津波、土砂災害なとで大切な家を失ったり、避難生活や故郷に帰れないという思い出を失うという喪失体験

④ 離別
離婚体験者の中には、不謹慎ながら自分の両親が亡くなった時よりも自分の離別体験の方が哀しみや苦しみが大きかったと言う人もいます

⑤ ケガ
身体の一部分を切断せざるを得なくなった物理的喪失や、身体の一部が不自由になり夢を諦めざるを得なくなった喪失体験

⑥ 病気
こちらもケガ同様、大小関係なく病気がきっかけとなり生活が一変。これまでの生活や夢を諦めざるを得なくなった喪失体験。

これら全てに当てはまるのが『哀しみ』ではありません!!更に多方面に細分化されていくわけです。そして、ちょっとここでなにか気づきませんか…?これって、常に私達の身近で起きている出来事ではないでしょうか?

そうなんです!

「グリーフ」というのは、決して特別なものではなく、全ての人が毎日の日常生活において大小関係なく何らかのグリーフを体験しているのです。

グリーフを体験すること=人生に向き合うこと。
そして、それを乗り越えていくことで、新たな気づきや目覚めにつながるとも言われています。

ここでは、「グリーフ」という言葉があること。そしてそれは、日々あなたの身近にあるものであることをわかっていただければ充分です。

どんな人がグリーフケアを受けるべき?

ここでは主に「死別」におけるグリーフのみを対象としたお話しをしたいと思います。

結論からいうと、あなたにとって大切な人が亡くなった場合【血縁関係なくて全然OK。例えばお世話になった恩師や友人、パートナー、恋人など】、あなたはグリーフ体験をしているのです。

一般的に大切な人が亡くなったというと、血縁関係者で家族・親族に分類され”遺族”という言葉に当てはまると思います。しかし実際は、この”遺族”とされない人達も多数実在しています(ワタクシも経験者です)。

遺族と同等の哀しみもしくはそれ以上の深い哀しみを経験しているにもかかわらず、亡くなった人との関係性を周囲から理解されずに苦しみ哀しんでいるのです。

グリーフケアがまだまだ身近なものではないため、充分なサポートを受けられない人達がたくさんいるのです。

遺族の方々はもちろんのこと、亡くなった方との血縁関係がなくてもグリーフ体験をしている方々。少しでも前に進んでみようと考えはじめている方々にとって少しでも参考にしていただければ幸いです。

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